真性包茎からカントン包茎への進行 原因と予防法
真性包茎の特徴とカントン包茎へ進行する可能性について
勃起の有無にかかわらず、いついかなる時も亀頭を露出できない状態を真性包茎と呼びます。カントン包茎へと進行する可能性がある理由は、真性包茎の症状に大きく関係しています。包皮口が狭いこと、亀頭と包皮が癒着していることが真性包茎の特徴です。この1つめの特徴である、包皮の内径が狭いことがカントン包茎に移行しやすい要因となっています。生後すぐは誰しもが包皮口が狭くて、亀頭との癒着もあることから剥くことはできません。しかし成長とともにペニス自体も大きくなり、同時に包皮口も広がり自然に剥けていきます。皮が柔らかい幼少期に、出入り口を広げるためのトレーニングをしておけば亀頭が露出するようになります。一方で成人するまでに解消されていないと、内径の狭さによって真性包茎のままカントン包茎へと移行していく可能性が高まるという訳です。勃起時はもちろん、平常時であっても圧迫感を覚えるのであれば医師の診断を受けるのが賢明です。
カントン包茎を予防する方法
成長するに従って、自然と包皮が剥けて亀頭が露出するようになります。的確な予防法としては、幼少期にトレーニングをすることです。10代の頃は皮膚が柔らかくて、皮も伸びやすいです。その時期特有の特徴を活かして、専用のステロイド軟膏を使いつつ包皮を伸ばします。そして入浴時のもっとも柔らかくなるタイミングで、少しずつ皮を剥いていきます。病院でゆっくりと広げて行く方法もあるので、まずはお子さんを病院に連れて行って診断を受けるのが先決です。
一方で成人に近付くと皮膚が硬くなって、皮も伸びにくくなります。包皮口を伸ばしつつ広げるという方法が困難になるため、自然に解消するのは難しいと言えます。自身で包皮輪を広げるための器具が通販サイトなどで販売されていますが、こういった器具を独断で使用するのは危険です。カントン包茎は勃起しただけでも痛い状態である上に、さらに器具で広げようとするためかなりの痛みが生じる可能性があります。裂けて出血したり、炎症を起こしたりするとさらに皮膚が硬くなって、カントン包茎の症状が悪化する場合もあるため注意しましょう。
まとめ
真性包茎は包皮口が狭い状態や亀頭との癒着がある状態、あるいは両方が混在している症状です。特に包皮の先端部が狭いこと、広がっていない状態であればカントン包茎に進行しやすくなります。子どものうちであれば皮膚が柔らかく伸びやすいですが、大人になると皮膚が硬くて勃起時に圧迫してしまう可能性が高いです。予防法としては成人する前に、10代のうちに早めに皮膚を伸ばしておくことが挙げられます。もしも成人していて、なおかつ広げるのが困難と感じたら医師の診察を受けましょう。