真性包茎とカントン包茎の見分け方

2024年10月23日

真性包茎とカントン包茎の見分け方

カントン包茎の特徴と真性包茎との差異

カントン包茎とは、簡単に言えば剥けてしまって包皮の中に戻らなくなった状態のことを指します。包皮の内径が狭くなった箇所を包皮輪狭窄と呼び、亀頭の通過を妨げる要因になります。勃起状態ではなく通常のときであれば露出できるため、医学的には仮性包茎に分類されているのが特徴です。また内径が狭い状態であっても、亀頭を中に戻せるのであれば包皮輪狭窄型包茎に分類されます。一方でこの状態で、なおかつ元に戻せなくなったものがカントン包茎と呼ぶという訳です。勃起時に剥けてしまって、戻せない状態が長く続くと圧迫されてうっ血することもあるため注意が必要です。
これに対して、ペニスがどの状態であっても亀頭をまったく露出できないものを真性包茎と言います。診断される条件としては内径が極端に狭いこと、亀頭と包皮が癒着していることなどが挙げられます。真性包茎の場合は勃起時・通常時にかかわらず、先端部を露出することはできません。

どちらの包茎であるかの見分け方

二者の見分け方は、亀頭が露出しているかどうかです。真性包茎に関しては、そもそも勃起時も平常時も亀頭を露出することはできません。これが仮性包茎との比較であれば露出が可能かどうかになりますが、カントン包茎の場合は少し異なります。カントン包茎は、包皮輪狭窄が原因で亀頭が包皮に戻せなくなった状態を指します。平たく言えば、カントン包茎とは亀頭が露出してなおかつ包皮に締め付けられている状態です。中に戻そうとしても痛みが走ったりして、亀頭を戻せない状態になっています。そのため露出ができない真性包茎との違いは、一目瞭然です。
注意点としては、カントン包茎を無理に戻そうとしないことが挙げられます。特に強い痛みが生じていたり、締め付けによってうっ血が発生しているのであれば、一般人が独断で治すことは困難でしょう。発覚したら一刻も早く病院に行って、診断および適切な治療を受けるようにしてください。

まとめ

露出が不可能である真性包茎と、既に露出しているものの包皮の中に戻せなくなったカントン包茎では見た目が大きく異なるため判別は容易です。むしろカントン包茎より軽微な状態である、包皮輪狭窄型包茎の方が仮性包茎と似通った状態であるため判別が難しくなります。勃起時に詰まりを感じる、少し痛みを感じるのであれば医師の診断を受けることが重要です。特にカントン包茎になってしまった場合は、すみやかに医師の診察を受けてください。